『アーユルヴェーダで温活』Vol.2

【スチームバスとは】

現在、日本では、「岩盤浴」や「サウナ」がブームですが、

アーユルヴェーダの”体内浄化”という視点からすると、

【汗腺】からではなく【皮脂腺】からの発汗を促すことが理想です。

 

なぜなら、体内に蓄積した未消化物(アーマ)などは“脂”に溶ける性質があるとされるからです。

 

「岩盤浴」や「サウナ」は汗腺からの発汗が主なので、

体内の老廃物(マラ)の排出を促すことはできますが、

未消化物(アーマ)を排出させるには、

やはりオイルを用いた「発汗法」がより有効です。

 

アーユルヴェーダには発汗法(スウェダナ)の手法に

『スチームバス』があります。

 

スリランカの薬木「ニーム」の木を用いた

ドーム型の蒸気浴は、主に水溶性の老廃物の排出を促進しますので、

 

オイルを用いたトリートメント「アビヤンガ(油剤法)」のあとに

「スチームバス」での蒸気浴を行うことが理想的な体内浄化法です。

 

冬ごもりの前に多いに汗をかくことで、体内のアーマを排出して、

マラを正常にし、体内の巡りを良くしていくことが大切です!

 

当校の「スチームバス」は

スリランカ直輸入のニームの木のドームを用いた蒸気浴。

スリランカ産の薬草スチームと、

日本の温泉にもよく使われている「ヒノキ」の精油をブレンド。

 

”香り”は私たちにとって、どこか懐かしさを感じさせます。

多くの日本人が寛ぐ香り、それが「ヒノキ」。

 

スリランカのハーブの薬効と日本人が馴染む香りをブレンドすることで、

さらに心身のリラックスを図ることができます。

column

スリランカに息づくアーユルヴェーダ

The pearl of the Indian ocean南アジアのインド亜大陸の南東にポーク海峡を隔てて位置するスリランカは、その自然の豊かさから「インド洋 の宝石」や「インド洋 の真珠」とも、またその歴史の悲しさから「インド洋の涙」とも呼ばれています。
歴史に裏づけされた豊かな伝統文化は、主に仏教とヒンドゥー教の影響を受けながら脈々と受け継がれてきました。
そのひとつが、世界三大伝統医学のひとつとして、インドで生まれ、スリランカに伝来した体系的な古代の健康科学『アーユルヴェーダ』です。アーユルヴェーダは、スリランカ固有の伝統医療との独自の文化に育まれて発展を遂げました。
その伝統を受け継ぎ、現在に息づくアーユルヴェーダは、国家資格として認められており、ただ単に伝統的な医療としてだけでなく、患者に心身ともに寄り添い、真摯に向きあうことを大切にするホスピタリティも大切にしています。