開校にあたって

開校にむけて

弊社は、スリランカ政府が認めるアーユルヴェーダ教育機関として日本の企業として初めてとなる認定を受けました。(画像参照)

それはまさに、五千年もの歴史の中でアーユルヴェーダを独自に発展させ、育んできたスリランカの想いと、独自の排毒理論で体の内からキレイを目指す弊社の想いが一致した瞬間でした。

弊社代表である沼倉がスリランカで目にした現地の人々の姿、そして、治療の現場で目にした患者に心身ともに寄り添い、真摯に向きあう姿には、心と健康をテーマに活動する弊社が大切にしている思想と重なりあったのです。

そして、いよいよ2018年春、沼倉の想いを受けて、この度、日本・スリランカ アーユルヴェーダスクール(JSLAS)が開校いたします。

スリランカ政府との公文書

写真左から パンドゥ・バンダライケ氏(前・アーユルヴェーダ省副大臣) / 沼倉 ㈱美養 代表 / チャンディマ氏

校長:古川正隆 からのメッセージ

当校の母体である株式会社美養の代表沼倉は、予防や未病の改善を目指した取り組みをすすめる中で、スリランカ・アーユルヴェーダの事を知りました。何かに導かれるように、何も躊躇することもなく、スリランカへ赴いたと聞きます。

なぜスリランカだったのかは定かではありませんが、まさに必然であったといって良いかもしれません。

 

スリランカで目にしたものはまさに、かつての「戦後日本」の姿でした。

人々のキラキラした笑顔と、人と人とが思いやりをもって接しあうスリランカの日常風景。決して裕福ではないが、そこには幸せに満ち溢れている。そんな光景を目の当たりにしたのです。

 

そのような光景は、今なおスリランカの地で伝統を守り受け継がれるアーユルヴェーダの病院でも垣間見ることができました。患者さん一人ひとりに真摯に向き合う医師の姿に、代表は見失いかけていた人としての「あるべき姿」を見たのです。

それは、日本に住んでいると、いつしか時代の流れのなかで忘れられつつある本来あるべき人間の姿・・・いつの間にか自分もその流れに乗ってしまっていたのだと気づかされる瞬間でもありました。

 

帰国した沼倉は現地で見たこと、感じたことを熱く私たちに語りました。その想いをうけて、スリランカ・アーユルヴェーダの学校づくりプロジェクトはスタートいたしました。

 

スリランカに息づく健康科学『アーユルヴェーダ』は、日本人の認識とは少し異なります。歴史のなかで培われてきたこの伝統医療は、ただ患者を治療するだけでなく、人間本来の力を引き出し、あるべき姿に導くことで予防や根本的な治癒を目指すという考え方に基づいており、現地では現代医学と相互に連携しながら統合医療が目指されています。

 

体の中から本来の健康と美しさを手に入れるための智慧と技術を伝えていくことで、ひとりでも多くの方により善い人生を歩むきっかけとなることを切に願います。

 

そして、かつての素晴らしき戦後の日本をスリランカ政府公認のアーユルヴェーダを通して日本に伝えていきたい、それが私達、日本・スリランカ アーユルヴェーダスクールの使命だと思っています。

開校の意義

日本ではエステやマッサージの一種と思われている“アーユルヴェーダ”ですが、その発展を支えてきたスリランカの地では事情が異なります。

 

アーユルヴェーダは、インドのバラモン教のベーダ経典から生命に関する知識を集大成したウパ・ヴェーダを起源とする古代の健康科学で、ユナニ医学や中国医学と並んで世界三大伝統医学として、人類の初期の医学・薬学のひとつと言われています。

 

紀元前3世紀に仏教とともにスリランカに伝来したアーユルヴェーダは、主に仏教とヒンドゥー教の影響を受けながら、固有の伝統医療との独自の伝統文化に育まれて発展を遂げました。

 

ヨーローッパ諸国による植民地支配などにより衰退し、断絶の危機に陥ったスリランカ伝統のアーユルヴェーダですが、ナショナリズムの高まりとともに1928年に伝統医療委員会が設置され、1961年にはアーユルヴェーダ法が制定されて公的に医療として認められました。そして、1980年には伝統医療省が設立され、アーユルヴェーダだけでなく、シッダ医学、ユナニ医学、デーシャチキッサなどの伝統医学も保護・発展の対象としています。伝統を受け継ぎながら、現在もスリランカの人々の生活に息づくアーユルヴェーダは、国家資格として認められており、ただ単に伝統的な医療としてだけでなく、生活の知恵や生命科学、哲学の概念も含んでより善い人生を目指しながら、患者に心身ともに寄り添い、真摯に向きあうことを大切にするホスピタリティも大切にしています。

 

シエルドマリ・アーユルヴェーダ美養スクールの開校は、スリランカで伝承される本場のアーユルヴェーダの知識と技術を伝えるだけの場ではありません。

スリランカで今なお受け継がれる伝統医療であるアーユルヴェーダの精神には、日本で失われつつある人と人との“こころの繋がり”を大切にする考え方が息づいています。

 

日本でもこの考え方を再び取り戻してほしいと切に願うと同時に、「健康に、そして豊かな人生を送りたい」という人類共通の願いを通じて、日本とスリランカの繋がりをよりいっそう深める架け橋となることができれば幸いです。

 

 

column

スリランカに息づくアーユルヴェーダ

The pearl of the Indian ocean南アジアのインド亜大陸の南東にポーク海峡を隔てて位置するスリランカは、その自然の豊かさから「インド洋 の宝石」や「インド洋 の真珠」とも、またその歴史の悲しさから「インド洋の涙」とも呼ばれています。
歴史に裏づけされた豊かな伝統文化は、主に仏教とヒンドゥー教の影響を受けながら脈々と受け継がれてきました。
そのひとつが、世界三大伝統医学のひとつとして、インドで生まれ、スリランカに伝来した体系的な古代の健康科学『アーユルヴェーダ』です。アーユルヴェーダは、スリランカ固有の伝統医療との独自の文化に育まれて発展を遂げました。
その伝統を受け継ぎ、現在に息づくアーユルヴェーダは、国家資格として認められており、ただ単に伝統的な医療としてだけでなく、患者に心身ともに寄り添い、真摯に向きあうことを大切にするホスピタリティも大切にしています。