『アーユルヴェーダで温活』vol.1
【発汗法(スウェダナ)について】
11月は朝晩の冷え込みがさらに増し、
私たちの身体も『冬』に向けて、
エネルギーを体内に溜め込もうとする時期。
そんなときは、体内の老廃物・不要物を、
積極的に体外に「出す」ことをするのがベストです!
アーユルヴェーダは”体質”を重視していきます。
それは、人種の違い、民族の違いも含まれます。
日本とスリランカでは気候も違い、
皮膚の構造も異なるといわれています。
そのため日本では、体内浄化のための発汗法(スウェダナ)も、
薬草や薬木を用いたスチームバスのような蒸気浴より、
柚子湯やしょうぶ湯などの温浴による発汗法が身体には有効とされてきました。
なぜか?
日本人は元来、vata(風)が乱れやすい方が多く、
そのため、kapha(水)の要素である湯船に浸かって、
ゆっくり温めることがエネルギーバランスである<トリ・ドーシャ>を整えやすいと思われます。
ですが、ストレス過多な現代を生きる私たちは、そのトリ・ドーシャが乱れやすい状態です。
なので、今までの温浴だけではなく、
アーユルヴェーダの発汗法(スウェダナ)の手法『スチームバス』も
取り入れることにより、薬草のチカラでトリ・ドーシャをより整えてくれます。
※トリ・ドーシャとはvata(風)、pitta(火)、kapha(水)の3つのドーシャに
アーユルヴェーダでは分け、それぞれの要素を部位・働きに関連付けて捉えています。
次回は、「スチームバス」について
お話していこうと思います(*^-^*)
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